配線ダクトというのは、部屋に照明などを配するときに必要となってくる電線をまとめて収納するもので、とくに照明などの電気器具を用いる場所では、美観をよくするためにも、それらを固定するため必要となります。

管状をしているものが多く、「トラックライト」、「ライティングレール」と呼ばれたりもします。レールの形をしているものが大半で、直に天井に取り付けたり、天井の内部に埋め込んだりして設置するので、まず、安全に設置することを第一に考えなければなりません。また、直に設置する場合などは目に付くため、レイアウトの一つとして配線ダクトをどのように配置するか、全体のバランスなどを工夫することも必要になるでしょう。

配線ダクトのレールにアダプターを付けることで、取り外しが楽になったり容易に移動ができるようになりという利点もあるので、レイアウトを変更することの多いオフィスや展示室などでは、必需品と考えていたほうがいいかもしれません。とくに照明を多く必要なギャラリーなどでは使用頻度も多くなるため、美観を大切にしたり、移動や設置の作業を効率よくするには、使用材質なども慎重に選ぶ必要があるでしょう。

また、たくさんの照明を装着する場合は、耐熱性についても考えなければなりません。もちろん、バリエーション豊富なことも作業を楽にさせる上で大事なので、一考の余地があります。すっきりしたデザインで部屋や建物の美観を損なわないこと考えながら、とくに建物の外に設置するような時は、安全面も考慮に入れておかなければなりません。全天候型で耐久性の高いものが要求され、アース付きのものなども選択肢に入れたほうがいいかもしれません。使用する場所でどういった機能が必要になるかを慎重に検討するようにしましょう。