屋外でネームプレートを使う場合はとくに、耐候性に留意する必要があります。

耐候性というのはだいたい想像がつくでしょうが、要するに屋外における様々な気候変化にネームプレートが耐えられるようにするという意味です。別に気候変化などたいそうなものではないのではないかと思われるかもしれませんが決してそうではなく、一日一日、一回一回は確かにさほどでもなくても年単位での自然の力をあなどってはいけません。実際、街中を歩いてみると、かすれて文字が読めなくなってしまった看板などを見かけることがあるでしょう。

まさに耐候性のことをあまりよく考えていなかったために起こることです。耐候性のネームプレートとは、しかし一つのことだけを考えていればよいものではありません。雨は誰でも考え付くもので、まさか屋外に水性の塗料などで書いたりすることはないでしょうが、日光はなかなかに厄介です。日光には紫外線が含まれ、これは化学反応を促進し、様々なものを分解する働きがあるからです。

紫外線に強い素材を使う必要があるでしょう。もちろん、強風などの際に吹き飛んでしまうようなことがないようにもしなければなりません。何らかの方法で固定されるはずですが、本体だけでなく固定に使う素材の劣化についても考えにいれておく必要があります。このようなことを総合的に考え、コストの点でも納得できるものを選んでこそ初めて目的がしっかりと達成されるといえるでしょう。