結束バンドの構造を知る

結束バンドというものをご存知でしょうか。

日曜大工をされる方なら恐らく使用したことがあると思います。またデスクトップ型のパソコンを使っていたり、オーディオシステムやホームシアターなどを家に設置したことのある方なら、それらの機器に接続するケーブル類をまとめるのに使ったり、LANケーブルなどを家の中に這わせるのにも使ったことがあると思います。一袋に何十本も入っていてホームセンターなどで販売されていますが、それほど高価なものでもないので、気軽に使えます。

またサイズも色々あるので、用途に合ったものを選ぶことが出来ます。さて、その結束バンドですが、その構造はいたってシンプルです。初めて手にした時には、単なる細長く平たい棒のようなものに見えると思いますが、ナイロンなどで出来ており簡単に曲げられることがわかります。そして棒の先には小さな立方体のようなものが付いており、真ん中に平たい穴があります。もう片方の先には何も付いていませんが、すこし尖った形になっています。そして途中の部分の表面にはギザギザ模様が細かく刻まれており、裏返すとツルツルの表面になっています。このような構造になっているのですが、使い方は先ほどの立方体の穴の中にもう片方の尖った先を差し込むだけです。差し込む方向が決まっており逆方向に入れると容易には差し込めないようになっています。

そして差し込んでしばらくすると小さいですが連続的な音がします。ちょうど先ほどのギザギザ模様が立方体の穴の中にある爪に触れて音が鳴るのです。その音が出なければ逆方向に差し込んでいるはずです。その爪はストッパーになっているので、ギザギザに引っかかり、差し込んだら抜くことが出来なくなります。こういった構造で結束バンドは緩まないようになっているのです。

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