結束バンドの言葉は登録商標されていません

結束バンドとは、パソコンなど電子機器内のケーブルの束ねるために結んだり、雑誌類を括るときに用いるケーブルタイのことを指します。

日本では1970年代後半頃から使われるようになりました。樹脂の性質である柔軟性を活かして締め付けやすくなっている点が一番の特徴と言えましょう。また耐久性も良くて、かねてから存在していた紐結束に置き換わり配線結束用資材として爆発的に普及を見ていったのです。

使われている材質は66ナイロンが一般的ですが、ほかにも46ナイロンや9Tナイロン、ポリプロピレンなどの樹脂が使用されていることもあります。現在では太陽光発電システム施工用の結束バンドとしても、全国的な規模で利用が行われているのです。なお、結束バンドという用語は登録商標ではありません。

ブランド名でもって多くの登録商標がなされておりますが、結束バンドはあくまでも一般名称に当たるのです。日本ではすでに登録商標されているメーカーの名称をあげなくても、この言葉を言えばおおよそ通じるようになっているのが現実です。登録商標として登録された商品名はそのメーカーが独占的に利用できる権利を有することが法律で定められています。もちろん他社が登録済の商標を利用しようとするのであれば、商標権を持っている会社に対してライセンス料を払わなければなりません。結束バンドは商標登録されておりませんので、そういった懸念は一切なく安心して言葉を使うことができます。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *